Optician Pride  ~株式会社アビット 眼鏡事業部 代表 渋谷ブログ~

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2012年 11月 11日

鯖江 二日目

昨日の夜は常連のY様と店内で色々お話。

すぐに私は、「他人の真似や二番煎じはちょっと」と思ってしまいますけど
そのプライドは実は邪魔なだけで、

プリオリティが高いのはいったい何なのか それは 当然お客様に喜んでいただくことであるはず

と思い直した渋谷です。

そんな話、家内ともしまして、何か色々納得しました。





鯖江レポート二日目

最初(最後もで二回お伺い)に伺ったのは
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晃梅さん
メガネフレーム作成の工具屋さんです。


とは言っても
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メガネのバフ(メガネを磨く布)とか、ピンセットとか、
わりと眼鏡小売店でも使いそうな物から


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絶対に小売店では使わない、大型のプレス機。まで
お店の表側には展示・販売してます。

ちなみにこのプレス機は最近工場を閉められた某有名工場の物。
それを見て、ちょっと寂しい気分に・・・。



そしてお店の裏側
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すっごい雑然と機械・機械・機械の山
まさに「アジアのジャンクマーケット(メガネ)」という感じ。

工場見学に行った私でも、ぱっと見では何の機械かまったくわからないものが大半。
ところが何をきかれても「ああ、それは何キロの○○で~~」と即答の社長。

値段なんて、もちろん一切貼ってません。
「ああ、とりあえず使えるところまで調整して、○○円かなぁ~~」という具合。

「とりあえず使えるところまで調整して」っていうのが
私を含めて一般の方の理解の範疇は超えているとは思うのですが
何せ年代は
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昭和製。
字が消えかけてて読めなかったのですが、
見た限り一番古いのは私の1つ年下って子がいました(私31歳)



ちょっと真面目な話に戻しますと、それにはそれなりに理由があります。
まず
機械は新品はほぼ作っていません
理由は、単純に売れていないから。

「機械は基本全部ばらして、全部直せるよ」とケロっと社長がおっしゃることから
新品は不要にはなるのでしょうが
それにしても「新しい工場は増えていない」ということでもあります。

むしろ今年だけで何件工場が閉鎖となったかはわかりません。
優秀な鯖江の職人はどんどんご飯が食べれない状況にあります。

輸入の眼鏡の量というのは、実は輸入だけで、メガネ購入者の数を大幅に上回っています

余っているにも関らず値段は激安(余っているから激安というのマーケット上当たり前ですけど)
ではコストっていくらですか?という粗雑な商品が増えるのは必定。

本物が生き残れない時代。



それはどこの業界でも同じことで
具体策が講じれなかった鯖江の責任もあるのかもしれません。
ですので、弊社も鯖江ということに極端な拘りをもつということはないのですが、

話を聞けば聞く度、純粋な思いとして
「本物が売れないなんて、何かが間違ってる」と思うのです。



「ある部分では、ここにある商品を墓場までもっていかなきゃいけないのかも」
と寂しげな目でおっしゃる晃梅社長さん

「ここにある機械がまた全部元気に動く時代がくればいいですね」
と三須さん。

センチメンタルな事を言うと
「まだまだ社長さんの手にかかれば動けるぜ」って全部の機械が言っているように感じました。



この現状をピンチと見るか、チャンス見るか。
弊社は後者ですし、ご同行していただいた方々もきっとそうは思われていると思います。

by koji-shibuya | 2012-11-11 12:46 | 眼鏡(雑事) | Comments(0)


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