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2011年 02月 28日

乳幼児用眼鏡

現場はいつも戦っています。
それが真剣に仕事に気持ちがむいている証だと、実は誇りにも思っています。

ただ、解決の目処が立たない悩みは、辛くはなります。


そんな悩みの一つ。
●乳幼児用眼鏡


こどもメガネ専門店という方向性。
そして、それをするに当たり、眼科医である先生方の意見を聞かせて頂き、
眼科検査のエキスパートである視能訓練士を仲間に入れて
(これは、賛否両論ありましたが、個人的にはやっぱり正解だったと、現在は確信しています。それは清水君だったからであって、今後の範例にはならないかもしれませんが)

私自身も当然、眼鏡のプロとして、従事できることはしてきたつもりです。

それでもぶつかる壁。
おおくは「サイズ」

もっとも弊社のお客様では多い3~10歳ぐらいであれば、「なんとかなります」
たとえ、お客様が非常に気に入られて、サイズの合わない眼鏡を選ばれても
まぁ本来の形ではないにしても「なんとかできるわけです」
(そこは事情説明ですが、大きいサイズである以上、これは我慢になりますが・・・という)

最初からサイズがフルで揃うKOOKIだけに絞った販売にはしなかった
「こどもにもオシャレを」と大風呂敷を広げた結果である、と

だから、技量でなんとかします。なわけです。
そこに喜んでいただけていて「こんなにオシャレな子供用見たこと無いわ」と仰っていただける。
本当にありがたい限りです。

ただ序文の乳幼児用。これは弊社500本近くこども用フレームがありますが
やはり10~20本くらいにかぎられてしまします。
(ちなみに普通の眼鏡屋だと0~3本くらい。ウチの学校の先生みたいに力いれてるところは稀)

ブログで書くことでもないかもしれませんが、これが弊社の弱点。
いや、もっと大きく言えば「眼鏡業界自体の弱点
付いていけてない、と言ってもいいです。

3歳児検診で見つかるほどの率は確かにないので
メーカー側も「作って、沢山卸せる商品ではない」

またPL法や、諸条件も含めると、厳しい商品に
これはノイエ・キッズをする時に、眼鏡関係者からは酸っぱく言われました
「渋谷君、理想はわかるが、限界があるよ」と。

先日の鯖江でも各社で「0~2歳のメガネの範囲の少なさ」を訴えました。
でも最初から、これには限界があるってことも分かっていました。
「そんな思いは 卑怯だ」と自認しながらも、
「でも、そこに困っている人がいる」と。


店内で、こんな話をしました。
竹田「私にこどもができて、0歳~1歳くらいで、メガネをかけなさいと先生に言われたら、気を強く持って、できるだろうか」
清水「僕は当然、させますね」
竹田「そりゃ、店長はその知識に明るく、その重要性がよくわかってるから・・・、だけど・・・」

で私は「その議論は重要だ。解決はもしかしたら無いかもしれない、だが大いにやってください。その意見の中からしか、私が思う最上の接客はないと思う」

私は眼鏡士。そして眼科での勤務の経験もあります。そして一児(幼児)の父。
つまり、全ての立場が分かる。

その上で私はどうお客様に話すのだろう・・・。


結果はきっとまた現場でしか出ません。ただ何かに偏ったことだけは言いたくないです。
一つ言えるのは
「私達は、どこまでも戦うつもりです」

by koji-shibuya | 2011-02-28 10:44 | 眼鏡(雑事) | Comments(0)
2011年 02月 26日

ウェルカムボード

「じゃ、よろしく頼みました!!」と私
「了解しました。頑張ります」と竹田さん

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頑張って作成中。


眼鏡屋さんの抱える閉塞感は以前申し上げた「かけなきゃいけない」だけではなく

入ったら買わなきゃいけない雰囲気がある
コレです。

昔ながらの頑固そうな店員が座っている。
もしくは
完全な教育を受けた「サラリーマン眼鏡屋店員」がいて、売り逃したら非常に怒られる。

こういうことも背景にありますし、考えていきついた先は
やっぱり「かけなきゃいけない」というある種の強迫観念なんだ、
ってとこに行き着きましたが
その道中を説明すると「読めないくらい長文になる」ので割愛。


サラリーは貰っているので一応サラリーマンのはずですが
の割には自由すぎる29歳の茶髪の私が責任者で 

治療用のときは
「できるだけ早く掛けてください、先生の指示通りに」
くらいは申し上げますが、

基本的に「まぁ、入用があればご用命ください
が口癖なくらい無理な販売はしません。

集めてきた商品に自信があるから。
あと
自分なら自由を奪われるのはいやだから
いいな、っと思ったら買っていただきたいから。

「なんか変な眼鏡屋さんね」といわれること 数十度。
「ええ、いい意味で、"不良眼鏡士"なもので」とお答えすること 数度。


そんな考えの一つを言葉にすると
眼鏡は誰が 何を 売っているかが重要」だと思っています。
それが隠れちゃっているから、なんか敷居が高い事になるわけです。

その敷居の高さを逆手にとる方法もあります。
それはそれですごいことですし、私が尊敬するお店も半分くらいはそれ。

でも私には「それは無理だな」と、これは性格の問題です。
また二見は喫茶店もありますし、気軽にお越しいただきたいんです。

で私考えました。
顔が一番表に出てれば、少しはいいかもと。
で結果竹田さんに作ってもらったのが、こちら
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ウェルカムボードなんて如何でしょう。

内容も、もちろん真面目に「今週のオススメフレーム」とかやりますが
敢えて外してみました。で、考えた結果お菓子。

いえ、「渋谷のはお菓子じゃないだろ」とかは完全スルーですので、宜しくお願いします。

清水君の写真竹田さん撮影
竹田さんのは私
私のはFLEYEのデザイナー川上さん(IOFTのレセプションパーティーにて)

写真もちょこちょこ変えます。こどもの日は「こどもの時の写真とかおもしろいね」とか言ってます。

で注目は右下。
そうなんです。お楽しみにしててください。

by koji-shibuya | 2011-02-26 16:46 | 眼鏡(雑事) | Comments(0)
2011年 02月 22日

認めながらも、ひっくり返す

私はよく、「眼鏡屋においての閉塞感」ということを考えます。
また同時に「その打開策」も

今回鯖江に行って、勉強させていただき
やっぱりよくわかったのは「日本製って素晴らしい」
そしてこれから、行くSLITや、青山界隈の展示会で「海外製には日本にはないものがある」

二律背反。
実はこの中にしか真実はないんだって、常日頃感じています。


30前になって、「さすがに何がダメか」ぐらいは消去法的に見えてきましたが
「何がいいのか」は模索中。

私は役職上、一応スタッフに指導をすることがあります。
固定概念は作ってしまえ、そして自分で崩してみよう。それが幅を作るよ
我ながら、まるで禅問答。

最初は弊社スタッフも「???」という顔をしてましたが
最近では真剣な目をして聞いてくれていたります。ウチのスタッフは優秀です。

また、昨日は某社の担当さん来店されたときに
「渋谷さんは、展示会では目立つからなぁ・・・遠くにいてもわかる」
こう仰ってもらえれば、私としては予定通り。

●敢えて派手な格好をする。なんだコイツ?と思ってもらえればそれでOK
●そこから、どれぐらい私が本気かを伝える
●また本気であることを伝える為に、勉強をやめることはできない
結局は自分で自分に発破をかけているわけです。
その格好で、中身なかったら、ただのお馬鹿さんだぞ」と。

でも実は今は「あいつ、落ち着いたよね」といわれるのが癪なだけだったりもしますが(笑)


結局めぐって、眼鏡屋がかかえている閉塞感は

「メガネ=かけなきゃいけない
ここに集約されていると感じています。
店員もつい言ってしまいますし、眼鏡に携わる人はつい言ってしまうでしょう。

弱視などの治療用はそういいざる終えない場合もありますが
「それ、認めていい?」が自問自答。

認めながらも、ひっくり返す。
「それを完全に認めてしまっては、私達の商売は逃げの商売でしかなくなる」


前述の「固定概念を作って、壊してしまえ」とは非常に近似


本当はメガネのポテンシャルはそんなに低くない、って信じてます。
それが鯖江に行って、強く感じた事。
SLIT等にいったらまた強く感じる予定。
やっぱり二律背反の中からしか「これは間違いない、ってことはわからない」


「まだまだメガネは大丈夫」って。


「光学的要素とファッション」どっちかだけでも十分だと本気で思ってます。

鯖江でキッソォのYさんも言ってました。
「メガネはまだまだ、おもしろいっすよーー!!」
これが、満面の笑みで。
「ああ、この方、本気だ」と感じました。
「俺だって、本気さ」とも感じています。


失われた10年だと言われています。
すると私のメガネ屋人生は「失われっぱなし」だったことになるわけです。

「そんなことは、ないわー」とこれだけは確信しています。
私と同年代のメガネ屋さんは皆同じこと、多分言います。
確かに先人達の畑を荒らす奴が多すぎるのは事実ですが・・・

だとしても、「失われぱっなし」なんて、認めるには残酷すぎる。

「絶対ひっくりかえしてやる」とかすごい若いってわけでもないのに、思っています。
これは尊敬している眼鏡屋さんの影響。

ということですので、明日もあさっても頑張ります。

by koji-shibuya | 2011-02-22 19:07 | 眼鏡(雑事) | Comments(0)
2011年 02月 21日

美しくも機能的な芸術品「La LOOP」 私物分入荷

あるお店の影響から
ジン(40度くらいのお酒)を冷凍庫に冷やしてるのって、なんかかっこいい
と思い、購入
自宅で「邪魔やわ、これ」と大変煙たがられている渋谷です。


さて先日の鯖江研修中に、
私の仕事携帯にグローブスペックスの服部さんから連絡が
「じゃ、渋谷さんと清水さん分送りますんで~、また4月お会いしましょう~」と。

そして到着してます。

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La LOOP 978L ¥24150
そして、FLEYE by AKITTO dee Col.3627

やばい・・・カッコよすぎる・・・。
これが正直な感想。(見れば分かりますが、現在deeは諸事情でレンズ外し中)
この品番のイメージは砂漠。


La LOOPは色々な種類がありますが、これは貝や石がついているシリーズを除けばやや高めの部類。
実際清水店長の 661は ¥16800(これもご紹介したいですが、本日清水店長公休、これがまたかっこいいんです・・・)

私の978L。
スタッフ全員から「ああ、渋谷さんっぽいですね」との評価。
服部さん曰く、「黒人のマッチョマンとか着けそうですよね」とのこと。
残念ながら私は、「黄色人種のポッチャリマン」ですが、これはかっこいいです。

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これがラループの噂の、回旋丁番
これが、二つ、そして左右で二つ、全部で四つ、ついてまして
ということは

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こんな風にひっくり返っても・・・


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こうやって戻ってくれて。常に安定した状態でつけれます。

今まではこの手の商品は、メガネの両弦にチェーンをつけていたわけです。
これが外すと、どうにも「おばあちゃん」という雰囲気になりがち。
その理由は「それが、道具としての使用だから

ラループは「アクセサリーであって、非常に機能的な道具
この両方を備えたもの、それがラループです。


現在、ニューヨーク近代美術館(MOMA)内のミュージアムショップにて販売
されていることからも、最先端の芸術品としての評価も高く、
ブラッド・ピットやエリック・クラプトン、女性ではサンドラ・ブロックやジェニファー・ロペス等
が使用していることでも有名です。
(他にも書ききれないくらい多数の著名人が使用。個人的にはロックバンドU2のボーカリスト「BONO」がしているというのは熱すぎます。BONOといえばサングラスってイメージありますし)

女性はもちろん(貝のシリーズとかアクセサリーとしてだけでも一級品)ですが、
アクセサリーをすることにまだまだ世間的には少数といえる男性にしてもらいたいです。
個人的には「いや、これただのアクセサリーじゃなくて・・・」
という理由付けのもとオシャレしてほしいです。

さりげなくリーディンググラスをつけてみせたり。
妄想は広がりますが、「考えるだけでかっこいい
(サングラスもかっこいいですね。室内に入って、かばんをごそごそ・・・はクールじゃないですね)

NYや日本でも大きな都市には取り扱いはありますが
「それが、明石で買える」ってのがノイエスタイルだと思ってます。
お茶のついでに、ご覧下さい、そんな軽い気持ちで十分です。
(播州地区では弊社のみ扱いとのこと、今後増えるかもですが)


熱く語りすぎましたが・・・
物自体は、シルバーは925、皮部分は本皮、石のシリーズもスワロフスキーや、貝も希少価値の高いものを使用しています。
(ざっくりした書き方なのは、本当に一本づつ説明しなければならないほど材料にはこだわっています)
単純なアクセサリーとしても、十二分に素敵です。

二見での導入は5月~6月くらいを予定していますが。
「いや、欲しい」という方は渋谷にご相談くださいませ。

美しくも、機能的でなくてはいけない
この言葉にピンとくる大人にオススメです。

まぁ・・・実はそれがメガネ本体の本質でもあるんですが。
これは、今日の一番言いたかったことかもしれません。
そんな意味をこめての私からの先鋒でもあります。

あ、私は既に2つ目の購入を検討してます。

by koji-shibuya | 2011-02-21 10:31 | 眼鏡(雑事) | Comments(0)
2011年 02月 20日

そうだ、鯖江へ行こう(最終回 +商品紹介)

最後に寄らせていただいたのはキッソォさん。
あ、門構え撮るの忘れている・・・。


先日も申し上げましたが、キッソォさんはプラスチックの生地屋さん。
(というのは私の勝手なイメージで、本当はチタンとか金属も取り扱い大きくあるんだそう)

つまり材料屋さんです。
今回は「おもしろい!!」と一同が感じたプラスチックについてお話。

一般的にプラスチックフレームと言うのは素材は「アセテート」
原料は綿花や木材。つまり「天然素材」
なので、肌なじみもいいし、つけたときに肌荒れなんかもしにくいんです。

そしてプラの特徴といえば、金属では絶対不可能な色使い。
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「うわーーー」とは弊社スタッフ竹田の声。
これはキッソォさんのサンプル。
(ちゃかり竹田は頂いたみたいで、本当すいません・・・今は首からぶらさっがってます)

アセテートはその素材上、「ある色とある色を張り合わせる」ということが可能です。
美しさに定評のあるマツケリー社製のアセテートなんかは
もちろんそのまま使っても十分に美しいわけですが、
デザイナーによっては
「これと、これを合わせて、こっち方向で」とか「A社の生地とB社の生地を合わせて~~」
など、チョイスは無限大

私達来店時も某社の方が生地の相談途中でした。
名前は内緒ですが、聞けば「おおーーー」というメーカーさんです。
そのメーカーさんのデザイナーさんは遠縁で、私の数少ないマイミクですが・・・

他にもチャレンジ精神旺盛なキッソォさんは
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印鑑とかもプロトで作成してみたりしておられるそうです。
(実売は今のところされないようです)
でもこんな印鑑あったら、目引くでしょうね・・・。

そんな素材屋さんのキッソォさんですが
実は私達小売店にも卸していただける商品があります。

それがこれ、
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バングルです。
その名も、 デロッカ もとい ディロッカ
正式名称は 「Dirocca,per polso」略して、ディロッカちゃんとご用命下さい

イタリア・マツケリー社のセルロースアセテートを
どこよりも知り尽くしているキッソォさん 渾身の一作
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こちらの写真右側の方が職人さん。
いかにも職人!!という風貌でいらっしゃいましたが、
裏腹に非常にファニーで優しい方でした
(竹田に色々くれたのもこの方、どうやら渾身の物までいただいたそうで・・・重ね重ね・・・)

実は指輪もあるのですが、それはサイズがあろうと弊社では保留(こども専門店もありますので)
ということでバングルはあります。
それもサイズありますが。

細い竹田の腕から
熱で調整かければ
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私の腕ぐらいまではジャストフィットします(写真は私物)
ちなみにこの柄は弊社でも取り扱いのある
「生地の鬼才!!」のあのブランドの生地ですね・・・私は一発チョイスでした。

キッズに在庫ございますので、お声掛けてくださいませ。


これにて、鯖江研修は終了。
私がしゃべりすぎたせいで、大幅に時間を越えて、いや私は大満足の一日でした。

これからもまだまだ勉強できることはあるかと思いますので
鯖江には何度かいかせていただきたいと思います。

最後に工場の皆様、新井さん、本当にありがとうございました!!
また4月に青山界隈でお会いしましょう!!。
(日付変更線はなんとか越えずに帰宅、となりました)


今日の一曲


「こんなに楽しんでるんだ、だから俺を止めないでくれ」
和訳あってる?竹田さん

by koji-shibuya | 2011-02-20 18:37 | 眼鏡(雑事) | Comments(2)
2011年 02月 19日

そうだ、鯖江へ行こう その②

昼食後 竹内光学さんへ
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まず思ったのは「工場、広!!」
そして、中に入って思ったのは
「え、あれも竹内さんの?え、これも??えーーーこれも竹内さんの作品!!?」
と思うほど、範囲が豊富。

どこのブランドかは名前は出せませんが(弊社取り扱いのないとこも多く)
竹内さん曰く「小さくやらしてもらってるけど、石なげれば、それも竹内さんのだったの?って言ってもらえるでしょうね」とのこと。さすがですね・・・。

プラフレームに比べれば、やや機械的な部分も多いですが
やっぱり最後は人の手、その一手間、
それを、惜しんで流れ作業はやはり中国製。
「そこに妥協はありません」

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大量のバレルで、あくまで細かく研磨。

多くのデザイナーから信頼をおかれるメーカーはさすがに違います。
竹内さん、ありがとうございました!!


そして、我がノイエでも大量のお付き合いがある。
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三工光学さん。私個人的にはドゥアンのファン。
他にもslenD ・バレンチノルディ 等 主だったところは大体お付き合いがあります。

去年のIOFTのフルカーボンのメガネあれは凄かった・・・。
欲しい人は完全受注生産なので、渋谷まで~
ちなみにこんなんです。 →三工さんのページへ
価格は税込み304500円。航空機やF1カー等に使用するカーボンコンポジット製
もちろん素材も高価ですが、作ってるところみると余計に「そりゃ値段するわ」
ってこだわりっぷりです。
個人的にはめちゃくちゃ欲しかったですが・・・今のところ指くわえてます。
(いや、私、車欲しいし・・・。比較対象が車になるメガネもすごいですね・・・)

さて、そんな三工さんの半端ではない技術力は、もちろん定評のあるところ。
ドゥアンにしたって、「よーできてるわ・・・このメガネ」とは行く前からの渋谷の評価。

ところが、新井さん曰く
「三工さんが一番すごいのは、検品能力

これが、すごいんです。
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検品中、見せてもらうと・・・
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1cmマクロ撮影で、これ。(赤線から赤線までの間に傷があるんだそう)
「いや、傷ありませんけど・・・」は私達3人の感想。
よーくみれば「あーーーー、これ?あ、見失った・・・」というレベル。

やはり傷が入っていれば、この後のメッキで影響がでる。とのこと。
このレベルの職員さんが複数いらっしゃるわけです。

三工光学のYさん曰く
「マットブラックとかだったら、この傷は結局問題ないんですけど。ウチも色によって、検品レベル変えれたらいいんでしょうけど・・・器用じゃないんで常に最高レベルでやってます。ああー私には見えませんよ、でも彼女たちには見えてます」と
「そのコメントカッコよすぎます・・・Yさん・・・」


鯖江では分業可が進んだ分「この工場はこれが非常に得意」というカラーがはっきりでているんだそう。
オールラウンドにできた結果ではなく、
「掘り下げて掘り下げて、でてきた技術を全てメガネにぶつける」
鯖江・・・半端ではありません。

三工光学さんありがとうございました!!


では次回は最終回。プラスチックの生地屋さんのキッソォさんのレポートで終了となります。
工場ではなくて、材料屋さんからみた、メガネ、これがまた面白いんです・・・。
お楽しみに。

by koji-shibuya | 2011-02-19 15:53 | 眼鏡(雑事) | Comments(0)
2011年 02月 18日

そうだ、鯖江へ行こう その①

鯖江だーーー。
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私が夢にまで見た鯖江。本当無理言って申請してよかった・・・。

まず最初に向かったのは
世界でも最高峰のアセテート(セル)フレームを作成する谷口眼鏡さん。

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入り口にはアセテートの生け花(?)がお出迎え。
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夏になると、窓からの熱で曲がってくるんだそう・・・さすがアセテート・・・。

谷口さんのプラスチックフレームができるまでの工程は約55工程
そして一つ一つが職人の力・ノウハウなくしてはできないことばかり。

全てを紹介すると、2ヶ月くらいは鯖江レポートが続くので
特に凄いところをご紹介。

まず生地を裁断・パッドをつけた後の ヤスリがけ
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一本一本本気で手で削ってます。ヤスリも職人さんによって、形も違い
統一規格でこうする、というものはないんだそう。つまり完全に職人の感。

道具の一つとして、写真にしてわかりやすかったのが、この置き台
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なんか、微妙な形してます。これが職人さんによって形がかわるわけです(同じもの作っていても)
つまり道具も手作り。(そりゃ・・・売ってませんね)


そしてバレル研磨
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大型の機械に研磨剤となるものを入れて、グルグル回します。(回すことで研磨する)
その研磨剤となるものは、粗い時から順に
プラスチック→木片(エンピツ型、細部まであたるように)と少しずつ小さく柔らかいものにしていき。
最後はトモウロコシの粉にまで細かくします。もうサラサラの砂みたいな感じです。
あ、その粉、新井さんと共にちょこっと食べましたが、おいしくなかったです。

一度に回す時間は約18~24時間。 このバレル研磨を細かくくりかえします
温度も重要で適正な管理をし続けるそうです。
もはや、陶芸家の域じゃないか・・・」とは私の思い。

そして粗磨きや、丁番の埋め込みなどを経て行われるのが
合口カット。

この合口カット、写真に収めれなかったのが非常に残念ですが、
メガネがきっちり地面に対して90度でかかっているわけではなく、7~8度(大きいものでは11度くらい)前傾しています。

そのすり合わせ。もちろん手作業。
谷口眼鏡のNさんはこう仰います。
「壊れたときに、弦の部分だけ下さいとかいわれることあるんですけど、内は一個一個すり合わせてるから、送っても合わない場合があるんですよ。だからそういうときは、こっちですりあわせをするからもう一回送ってください、って言いますね~」と笑顔でいいます。

私の口は、あいたまま塞がっていなかったはず。「なんてすごいんだ・・・」と

谷口さんのメガネは一部二見でも取り扱いがありますので、聞いてもらえればお答えします。
ただ「ああ、やっぱりあれがそうか・・・」と思う一品揃い。

今後はキッズで販売数トップランクに入るアレも谷口さんの仕事になるそう。楽しみすぎます。

クラフトマンシップとは何か?を強く感じた谷口眼鏡さんでした。
ありがとうございました!!

※しかしアノ工程のシビアさで、この値段は安すぎではありませんでしょうか・・・。

で昼食。
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ソースカツ丼。
あちらではカツ丼というと、卵でとじてある物のことは言わず、このソースカツ丼を指します。

「えーソースカツ丼・・・なんかくどいような・・・」とかは私の下馬評。
食べれば「このソース美味すぎる」と180度変わった評価に。
清水店長も「いや、ソースカツ丼まじうまいっす・・・ちょっとはまりそう」との事でした。

では長くなってきましたので、次回はメタル工場2社の見学レポートです。

by koji-shibuya | 2011-02-18 15:28 | 眼鏡(雑事) | Comments(0)
2011年 02月 17日

そうだ、鯖江へ行こう(前置き)

キッズスタッフのブログにも載せてくれていましたが

一言で言うと
興奮しました
いや、大人が一日であんなに「すげーーー」って安直な感想を出し続けることって
本当ありません。

いままでもずっとこのブログでも、現場でも申し上げていました。
海外製にしかできない美しさがあり・日本製にしかできないこともある。

頭ではわかってますし、その作品を手にとって感じることはありましたが
「そんなものはほんの一部」
自分で言うのもなんですが、

渋谷、今レベルあがりまくってます

詳しくはまた、明日アップさせていただきます。
(ちょっと小用でして、本日はご勘弁くださいませ)

by koji-shibuya | 2011-02-17 22:05 | 眼鏡(雑事) | Comments(0)
2011年 02月 15日

旅路へ②

「ほんとに器が大きい人は 言うことが違う」
そんなことを実感し、なんだか嬉しくなって、したたかに飲んでしまい。
今日は二日酔い未満 元気いっぱいには少し時間をくださいの渋谷です。


さて、しつこいようですが、
明日2月16日はノイエキッズはアスピア明石が休館日の為お休みを頂いています。
ご迷惑をおかけしますが、宜しくお願いいたします。

そんな明日は福井・鯖江に向かいます。
同行していただく方は新井久治氏。
弊社では新井氏オリジナルブランド「shadeR」や、弊社オリジナルブランド「Discord」でお世話になってます。
他にもなんやかんやとお世話いただいてます。
※SLITとか行くようになったのも氏の助言があったからこそ。

で内容はいたって真面目に
某超有名工場を4件、解説付きで回ります
工場名はだしていいのかどうかが、現在は不明の為、レポートであげれたらあげますが
ちょっと詳しい人なら「ああ、そりゃ抑えておきたいね」という場所です。


で道中。

実は3時間くらいかかるんだそうです。しかも先日の雪で
一同「完全にびびってます」が。
まぁそこは清水店長のレガシー スタッドレス付(4駆)が頑張ってくれると信じています。

で、その3時間。
「何する?」と。
色々話は上がったんですが、何故か最後は
「歌う」という結論に達しました

一人3~4曲で、基本的には「自分以外の二人の選曲」で。
つまり歌いたい曲は歌えません。

ではそんな選曲を一部紹介
竹田さん ●survival dance ●Feel Like Dance (何故か往年のTK氏の曲が多い)
清水君  ●夏の日の1993●GOLD FINGER99 ●粉雪
私    ●HONEY ●STORM ●WHITE BREATH

さて着いた先は「粉雪」かはたまた「WHITE BREATHでSTORMなのか
というか、着いて、全員声が無事か。

あと、今回二見はそのままオープンなので坂根店長はお留守番組ですが
彼の十八番は「X JAPAN」なんだそうです。
是非、次回は「紅だーーー!!」ってシャウトして欲しいです。

楽しみになってきました。
あ、いつもそうなのですが、もちろん着いたら真面目に仕事をしてきます。

by koji-shibuya | 2011-02-15 09:58 | 眼鏡(雑事) | Comments(0)
2011年 02月 14日

アスピア休館日のお知らせ  そして旅路へ①

ちょっと走ると筋肉痛が一日半後ぐらいにきたりして
「おいおい、堪忍してくれよ。まだ29だよ。」と凹み気味の渋谷です。


さて、今週水曜 2月16日はアスピア明石が休館日で、ノイエキッズもお休みとなります。
二見店は通常通りあいてますので、宜しくお願いします。

と、いうことですので、私達販売業としては非常に珍しく
「ノイエキッズ店舗スタッフ全員が休みの日」となるわけです。

で、正直、私が部下なら非常にうざがられても仕方がない提案を去年の暮れにしました。
「みんなで、鯖江の工場の見学をしよう!!」っと

福井の鯖江というのは日本の眼鏡の聖地。ほとんどの眼鏡はそこで作られています。

もともとは年末に伺った「某超優良店の店主」さんの言葉。
「IOFTもいいけど、眼鏡屋としてのランクアップ、いや、ベースとして福井の鯖江、フランスのシルモ展。この二つは行っておきたいね」とのお言葉。
※IOFT フランスのシルモ展 双方メガネの総合展。

初対面にもかかわらず、私が吐露した「自身の眼鏡屋としての閉塞感
に対してのお答えでした。(真剣な問いには、本当にやさしいですよ・・・一流は)

最近はCEOなんてちょっとオシャレな(?)肩書きもつきましたが
どんな肩書きがついても「私は一生眼鏡屋、それ以上でもそれ以下も望みません」と思っています。
そして、その一個人としての眼鏡屋としての閉塞感


正直フランスのシルモは「会社として、とても提案できないので」
とりあえず、福井の鯖江かな、と。


つまりごく勝手な私の思いなわけです。
自分が、もっと本物の眼鏡屋になるために

で、ノイエキッズスタッフに提案。
「休みだから、無理しなくていい。自由参加。個人的に行きたいってのもあるから・・・」と

すると

清水店長「行きましょう。運転ならまかしてください。遠距離は慣れっこです」
竹田さん「すごい興味あります。是非参加させてください。楽しみですね~。お菓子何食べますか?(笑)」
清水店長「コパンがいいですね~、それと・・・」
と思いのほか、超前向き。


それに対して、私としても
ただの工場見学で「みんな一生懸命働いていたね」で終わっては意味がないと実感。

無理を承知で某関係者へ同行を依頼。そして意外なほどに、快諾。
「メガネの愛で方、お教えしますよ」と心強いお言葉。

もちろんレポートは上げますので、皆さんお楽しみに。

今日もurbandを入れさせていただいている、B社のKさんとお話しましたが
「僕は、本当に、人に恵まれている」
業者さん・同業者さん・ドクター・部下・上司。
ほんとラッキーの上のラッキーで生きている。

だからそのラッキーを無意味なものにしてしまっては、本物の無能。
やってみせます。



ただ、道中は約3時間あるわけです。
明日はそんなお話を中心に・・・。

by koji-shibuya | 2011-02-14 10:04 | 眼鏡(雑事) | Comments(0)